校長あいさつ

 本校は、平成6年4月、平鹿高等学校と横手東高等学校を母体として、鳥海山をはるかに仰ぎ、水清く実り豊かなここ横手市平鹿の吉田地区に開校しました。当時の新聞には、平鹿町と横手市という市町村をまたいだ高校統合は県内で初めてであることや校名に当時の新元号を掲げた全国初の高校であることなどが紹介されました。前例のないものにも臆せず挑戦していこうとする創立時の思いが伝わってまいります。今年度、創立31年目の新たなスタートをきるにあたり、「社会の変化に主体的に対応し、自ら考え判断できる人間性豊かな生徒の育成」という教育方針をあらためて心に刻み、教職員一丸となって生徒の成長を後押ししてまいります。

 本校の校訓『日日新、又日新』(日日に新たに、又日に新たなり)には、「一日一日を新たな気持ちで過ごし、昨日よりも今日、そして、今日よりも明日と自己の成長を目指して勉学に修養に心がけなければならない」との意味が込められています。この校訓のもと、生徒たちは日々、向上心をもって、はつらつと学業や部活動に取り組んでおります。
 私たち教職員もこの校訓を心の支えとして、教育者としての成長を目指していく所存であります。

 生徒一人一人がこれからの社会を支える貴重な人財(たからもの)です。将来、豊かな社会を築いていく一員として各々の持ち場で力を十分に発揮できるよう、教職員一同、力を尽くして生徒を導いてまいりたいと考えております。
 皆様におかれましては、今後も引き続き本校の教育活動に対するご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

                   令和7年4月
                         第15代校長  佐藤 嘉彦